これからの生き方 5
日本の社会では政治や経済の枠組み(パラダイム)をこのままにして、会社至上主義を続けても、一部の運のいい人以外には、これ以上人間らしい生活の向上はできそうもないのである。
倉本聰が、北海道の富良野に居を移し、「北の国から」メッセージを送り出したとき、人々は、忘れていたもの、失ったものの大きさに驚いた。
ムツゴロウこと、畑正憲が「動物王国」をつくったときも奇矯な人が奇妙なことを考えた、というのが一般的な反応であった。
しかし、彼らは世の中の生き方のパラダイムを自分の力で改編した時代の先覚者といえるかもしれない。
今、内需拡大の錦の御旗と労働時間の短縮などで日本にも本格的な余暇時代がくると、別荘地の中には、地価の高騰を早読みする業者や人々が並び、前夜から申し込みの行列ができる個所や即日完売になる物件までが現れている、という。
何しろ、都心の土地とリゾート地では、地価がゼロニつ違うのだから、ローンに縁が切れたり、家産が増えた人にとっては優良地のリゾートは魅力ある投資の対象となってきたのかもしれない。
しかも、ウイークデーは都心のマンションから仕事に出かけ、週末に山や湖のセカンドハウスで生活する、というライフスタイルが日本でも広がる、とこのほど、経済企画庁が発表した。
都会にいると、便利なのはいいですが、やはりゆとりがないですからね。