これからの生き方 7
夢が覚めた思いで、妻は男を見ている。
「セカンドハウスってのはもっと優雅なものと思ったのにね」男が最後までこのセカンドハウスを持ちこたえられるかどうかはわからない。
しかし、男は今、自分の体、会社以外の人生を見つめている。
身分不相応な出費について妻は男に言った。
「いいじゃないの。
一年長生きしたら、それで儲けものと考えれば」妻は男の健康への不安と人生への焦りを高原で知ったようだ。
男は実年の坂を越える途中で、これから先の人生のべースキャンプ、山小屋をつくっている。
まさに、ある程度子供も大きくなってくると、考えることというのは、老後の生活ですが、その時になってからではなんとなく遅い気もしますね。