焼きレンガで築かれた都市
モヘンジョ=ダロは、メソポタミアやエジプトを超える紀元前4000年前後の世界最古の都市である可能性が強いようです。
しかし、その最下層の遺跡は、地下水が浸透した地盤にあるために、発掘すると崩れる危険性が高く、未発掘のまま眠っています。
エジプトや古代ローマの遺跡に比べると、モヘンジョ=ダロの遺跡には華やかさはありません。
モヘンジョ=ダロの遺跡の特徴のひとつは、焼きレンガで築かれた都市ということでしょう。
古代文明の遺跡は、大きく分けると、メソポタミア文明などの泥レンガ(日乾しレンガ)の遺跡、インダス文明の焼きレンガの遺跡、古代ローマやエジプトの神殿のような石の遺跡の3つになります。
古代エジプトでも王宮や都市は泥レンガで建てていましたが、インダス川流域では、昔は大量に雨が降りました。
天日で乾燥させただけの泥レンガは、雨が多い土地では簡単に溶けてしまいますから、モヘンジョ=ダロでは、都市が生まれた当初から焼きレンガが使われたのでしょう。
